□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年2月14日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。米国内の産油量が約20年ぶりの高水準に達しています。原油価格が改めて高騰する中、「シェール革命」の展開ペースが加速しています。昨年に米国内産油量が急増した時には、WTI原油は急落地合となりましたが、足元では95~100ドル水準と比較的高値を維持しており、ブレント原油に関しては上値切り上げ傾向が続いています。一体、昨年の原油需給環境とは何が異なっているのか、米国内需給を視点にグローバル需給に目を広げて、石油需給の大きな流れを確認します(3,346文字)。 =================================== 米産油量が20年ぶりの高水準でも、WTI原油が値崩れを起こさない理由 =================================== 内外の原油先物相場は、総じて強含みの展開が続いている。昨年末から2月13日までの値動きを見てみると、ICEブレント原油先物は109.06ドルから117.88ドルまで+8.82ドル(8.1%)、NYMEX原油先物は91.82ドルから97.01ドルまで+5.19ドル(5.7%)、それぞれ上昇している。円安の支援もある東京市場の中東産原油先物の上昇率に至っては14.5%に達しており、原油相場に対しては買いスタンスが正解だったことが再確認できる。 ただ、2月に入るとブレント原油相場が一段と上値切り上げ傾向を強める一方で、WTI原油は1月23日以来の安値を更新する場面が見られるなど、ブレント原油とWTI原油の地合に明確な違いが見受けられる。ブレント原油は連日の高値更新となっているが、WTI原油は1月30日の98.24ドルが高値であり、値崩れこそ回避されているが上昇ペースの鈍化は否めない状況にある。… … …(記事全文4,597文字)
