□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年2月12日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。USDAの需給報告と長期展望の解説です。シカゴ大豆相場はこの二つの統計を受けて急反落していますが、何が相場を押し下げているのか、そしてこうした動きは一時的な動きか否かを分析します。また、2月需給報告でどのような需給見通しが示され、それが長期展望の13/14年度需給見通しにどのようにつながってくるのかも、ポイントを絞って解説します(4,205文字)。 =================================== 13年度の米国産大豆は豊作が必要不可欠、現在の価格では作付面積増えず =================================== 米農務省(USDA)から8日に2月需給報告(WASDE)、11日に長期展望(Long-term Projections)と二つの重要なレポートの発表が行われた。シカゴ大豆先物相場は、アルゼンチンの天候不順に対する懸念や良好な輸出環境を手掛かりに一時1,498.00セント(4日)まで値位置を切り上げていたが、11日終値は1,431.50セントとなっており、結果的には二つのイベントを手掛かりに1,500セントの節目を突破するのに失敗した形になっている。 ただ、冷静に両レポートで示された数値を見る限りは、大豆相場見通しを特に弱気方向に転換する必要はないと考えている。1月11日の1,351.50セントをボトムに、目立った調整局面もなく累計146.50セント(10.8%)もの急騰地合が形成されてきたことで、単純にポジション調整の手仕舞い売りが入った内部要因の影響が大きいと考えている。また、昨年12月に抵抗を受けた1,500セントの節目に接近したことで、チャート主導で買い玉整理が進んだ影響もあると考えている。… … …(記事全文5,628文字)
