□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年2月8日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。コモディティ市場をマクロな視点から分析して大きな流れを確認した上で、原油相場の現状と今後の展望を考えます。コモディティ市場の現在の値位置は割高なのか割安なのか、主に恐怖指数を手掛かりに検証してみます。また、中国貿易統計、ECB理事会といったイベントが原油相場に及ぼす影響、ブレント原油高にもかかわらずWTI原油が再び伸び悩んでいる理由などについても併せて考察します(3,979文字)。 =================================== 恐怖指数の低下と原油相場の上昇、やはり石油需給はタイト化している =================================== シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ(VIX)は、1月18日に2007年5月以来の低水準となる12.29を付けている。その後も概ね12~15の極めて低いレンジに留まっている。 このVIXは別名「恐怖指数(fear gauge)」とも言われるように、投資家が相場の先行きにどれだけの不透明感を有しているかの指標になる。例えば、リーマン・ショックの発生した08年後半には、89.53という異常な数値が記録されている。01年のアメリカ同時テロの発生直後でさえ48.46がピークだったことと比較しても、マーケットへの影響という観点ではリーマン・ショックが如何に投資家マインドに大きなダメージを与えたのが明確に確認できる。… … …(記事全文5,173文字)
