□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年2月6日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。USDA1月需給報告の発表を控えた穀物相場の現状と展望です。2月はトウモロコシ安・大豆高と両市場の方向性が割れていますが、なぜこのような違いが発生しているのか、南米産の穀物供給環境を中心に考察します。今年度は、「生産」と「供給」との間に大きな距離が存在しており、例年よりも需給分析が難しくなっています。表面的な生産データ・見通しだけをみていては分からないことが、マーケットで注目されています。タイトルは「もはや生産データは関係ないレベルか?」としましたが、必ずしもオーバーな表現ではないと考えています(3,617文字)。 =================================== もはや生産データは関係ないレベルか? 厳しい南米産穀物の輸出環境 =================================== 2月8日に米農務省(USDA)から2月需給報告(WASDE)の発表を控える中、シカゴ穀物市場では大豆相場が着実に値位置を切り上げる一方、トウモロコシの上値の重さが目立つ状況にある。 1月は南米の天候リスクを織り込む形で、大豆・トウモロコシ相場ともに堅調地合となっており、むしろトウモロコシ相場の方が上昇率が高い場面が目立った。しかし、足元では南米の気象環境にこそ目立った変化(=改善)が見られないものの、逆に大豆相場の上昇率が大きくなっている。特に2月入りしてからの3営業日は、トウモロコシ相場が3日続落する一方、大豆相場は3日続伸しており、両市場の地合の違いは一段と顕著になっている。… … …(記事全文4,862文字)
