■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.1017 <1017号:通貨と金融政策の非対称性について> 2019年7月31日:政府・中央銀行と、国民のマネー ウェブで読む:https://foomii.com/00023/2019080108000056997 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 梅雨があけ、今日は36度です。さすがに熱い。普段は25度のエアコンを23度に下げました。しかしデスク周りは26度です。コンピュータと4台の30インチのディスプレー、オーディオの真空管アンプから暖房の熱が出るためです。あと1週間は、35度超えという。 どの木の幹にとまっているのか、朝は、蝉の声が聞こえるようになりました。昆虫や植物は、生きるため、季節や外敵を感知する「集合知」をもつことが検証されています。蝉は、個体で地中から出てきます。しかしその日時を合計した集団の平均は、ピタリと梅雨明けをとらえます。科学的な、要素への分析的な思考では、集合知はわからない。 感覚器をもつ昆虫や植物は、集団知によって生きてきました。個体を超える「超個体の知」ともいう。アリや蜂などの昆虫は「分業する個々の分散知能によって社会」を形成します。 限定された知能と情報しかもたない個体が、個体の能力を超えることを成し遂げます。植物も、光、水、温度、栄養などの外部情報に反応する感覚器をもっています。 サンゴ虫が作る見事なサンゴ。木々が作る森。「101匹目の猿」にも類似します。科学的な見地からは、不思議な生物の現象です。 株価や金利も、高いと思う人の売り、安いと思う人の買いで、売買が均衡している集合知です。売る金額と同じだけの買いの金額があり、売買が均衡した価格が株価です。このため経済では常に「反対の論」がある。反対の論がなくなったときは、暴落かバブルの不均衡です。 均衡市場では、常に「下がると思う人たちと、上がると期待する人たちがほぼ半数」です。日々の新しい情報によって、均衡点が移動し、時系列にならべた記録が株価の変動です。この変動は、常に「過去のもの」です。未来は、確率的な予想でしかない。 人間集団も、「集合知」をもちます。選挙やアンケートの多数派も、集合知という概念で正当なものになります。 図書館の本を全部読めば、個人が集合知に至れるのか。AIなら、意味がわからず、多要素の特徴量の統計(最小二乗法で、変数の固定値を決める多変量解析)によって、できるでしょう。ホルヘ・ルイス・ボルヘスが小説で描いた「バベルの図書館」の感じです。… … …(記事全文16,395文字)
