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吉田繁治 (経営コンサルタント )

吉田繁治

ビジネス知識源プレミアム:大きな負債の上の饗宴(3)ユーロ編

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.1015 <1015号:大きな負債の上の饗宴(3):ユーロ編> 2019年7月17日:デリバティブのドイツ銀行の危機 ウェブで読む:https://foomii.com/00023/2019071808000056518 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール    yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。今回は、ECB(ユーロの中央銀行)が、日銀より早く、ゼロ金利からマイナス金利を敷いたユーロの金融機関がかかえる問題です。 政府・中央銀行が、ゼロ金利やマイナス金利にするのは、通常の金利では、債務の利払いに問題が出るからです。 日本は3%の金利なら、1000兆円の国債の利払い(30兆円になる)と新規発行(財政の赤字から35兆円/年は必要)ができない。だからマイナスにしています。 ユーロでは、加盟国の南欧債の問題。財政赤字の南欧(イタリア、スペイン、ギリシア)が、市場の実勢に任せると国債の金利が上がって払えない(国債のデフォルト)。このためECBがマイナス金利に誘導しています。 日銀は、インフレ目的や経済の支えなど、作った理由を言いますが、実相は、金利が上がると政府が利払いできないという単純な理由です。 負債が大きくなり、日本では3%付近、南欧では4%から5%という通常の金利が払えなくなっているのです。 金融政策は、金融資産をもつ人と負債をもつ人に、本質的に不均等な効果をもつものです。中央銀行が利下げをすれば、金融資産の持ち手の金利収入は減ります。 日本では、世帯が1800兆円の金融産をもっています(預金は800兆円)。金利が3%なら、54兆円もの金利になります。こうなると消費は大きく増えるでしょう。 一方で1280兆円の負債をもつ政府は、38兆円の利払いができない。金利が低いと政府の利払いは減ります。現在は8兆円/年です。欧州、日本は、ゼロ金利策によって世帯から政府に、所得移転をしているのです。これがゼロ金利策です。
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