■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.947 <947号:米欧の出口政策と、日銀の量的緩和の持続(2)> 2018年06月27日:ドルの金利上昇について EPUBダウンロード:http://foomii.com/00023-47326.epub ウェブで読む:http://foomii.com/00023/2018062810000046818 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。週末を避けた日曜日、数か月ぶりに有馬温泉に行きました。泊ったのは『(有馬兵衛の)向陽閣』。上質な料理とサービスで、不満がない。酸化鉄を多く含む黄土色の有馬の湯、「金泉」がいい。価格は中の上、質ではABCの格付けの中で、Aマイナスのクラスでしょう。(和倉温泉の加賀屋をAクラスとしたとき) 人気があり、2か月先でも週末の予約は難しい。しばらく間が空くと、また行きたくなります。リピーターではありませんが、最近、5回は行ったでしょうか。価格に相応した、経営者の「品質へのこだわり」が細部にまで見えるからです。「品質」は、あらゆるものに共通して人を惹きつけるキー概念になっています。「成熟化経済」の姿がこれでしょう。 金というより、鉄さび色に濁った湯の露天風呂に、首までつかって、しばらく空を眺める。他の客はいなかった。室内の湯より、わずかに温度を高くしています。10分が限度か。塩気のある湯でじんわりと体がほぐされる。体は、精神にも影響を及ぼすようです。三角の樹木が見事です。 前号では、18年3月に続く、米国FRBの利上げについて書きました。短期金利である政策金利は、1.75%~2.0%が誘導の目標になりました。 量的緩和(3度のQE:$4兆:440兆円)を収束に向かわせた2014年10月からは、7回目の利上げです。FRBが保有国債を売り、増発していたドルを縮小して、利上げをしているのではない。短期国債の売買(市場介入)によって、短期金利を上げているのです。 10年債の、債券市場での売買によって決まる長期金利は、2017年9月の2.054%から、18年2月には2.88%まで上がりました。 その後は、短期誘導金利の2回の上げ(3月、6月:+0.5%)にもかかわらず上がらず、現在も2.88%です(18年6月27日) https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-10-year-bond-yield 短期金利が2%に上がる中で、長期金利が2.84%とさほど上がらない理由は、米国の長期国債が、「短期金利が上がったことによる、ドル高への期待」から、ドル国債の買いが増えているからです。… … …(記事全文14,263文字)
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吉田繁治 (経営コンサルタント )