… … …(記事全文2,082文字)今冬の呼吸器感染症の大流行も、コロナ“プラン”デミックが始まった2020年初頭を思い出させる。
●再び“プラン”デミックが始まる?
先月29日までに全国の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は1医療機関あたり64.39人で、現在の方法で統計を取り始めた1999年以降、最も多いという。
<2025年1月9日 NHK>
流行中のウイルスは、2009年に大流行した「H1N1型」で、後に「新型インフルエンザA pdm09型」と呼ばれるようになったものだ。pdmは「パンデミック(pandemic)」を由来とする。実際、世界保健機関(WHO)は2009年にパンデミック宣言している。
<2009年6月12日 朝日>
「H1N1型」は、感染者5億人、死者5千万人という未曽有の大被害をもたらした1918年のスペイン風邪と同型で、他のインフルエンザウイルスより感染力が強いとされている。ただしスペイン風邪については、米軍のワクチン実験が原因とする説がある。この話もいずれ詳細にお伝えするつもりだ。
感染力が強い「H1N1型」の流行規模が大きくなるのは当然だが、厚生労働省と大手メディアは「死者は最大17万人~64万人になる可能性がある」と煽りに煽っている。
<インフルエンザで17万人~64万人死ぬ?>
<2025年1月8日 読売テレビ 「異常」なのはメディアと医療業界の煽り>
この煽り方は、2020年の新型コロナ“詐欺”で、当時北海道大学の教授だった西浦氏が「コロナに無策だと85万人が重症化し42万人が死亡する」と大噓をついたことを彷彿させる。ちなみに西浦氏はコロナ第1波のときに「感染拡大を抑えるために人と人との接触を極力8割減らして」と主張したことから「8割おじさん」と呼ばれ、その後、橋下徹氏から「予想を全く外しており、信用できない」と批判されている。