… … …(記事全文2,350文字)トランプは、世界から戦争をなくすと公言する一方、大イスラエル計画を進行中のイスラエルの全面支持も公言している。その矛盾を少しでも解消する方法が、自分が大統領に就任する前にできる限りイスラエルのシリア侵攻を進めておくことだった。トランプは、その見返りとして、大統領就任後にバイデン政権やバイデンの息子ハンターの数々の犯罪を追求しない、とバイデンに持ち掛けた可能性がある。
●暗躍する米国
<2024年11月14日 TBSテレビ>
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実際、バイデンはトランプとの会談後、有罪判決を受けている息子ハンターに恩赦を与えている。この恩赦に対し米市民から反対の声が上がっているが、恐らくトランプは大統領就任後にそのことを糾弾しないだろう。
<2024年12月4日 BBC>
<2024年9月12日 CNN トランプの帽子を被り満面の笑みを浮かべるバイデン。バイデン夫妻は、民主党に裏切られて無理やり大統領候補を降ろされた恨みから、大統領選でハリスではなくトランプに投票したと言われている>
そして、トランプと言えばプーチンだ。今回のシリアクーデター計画に関し、トランプとプーチンの間で、ロシアはシリアから手を引き、その見返りにウクライナの占領地をロシアが手に入れて手打ち(終戦)する、という合意があった可能性がある。