… … …(記事全文2,129文字)悪夢の左翼民主党政権が続くのか、それとも保守共和党のトランプが再選するのか。世界が注目した米大統領選は、異例のスピードでトランプが地滑り的勝利を収めた。トランプは選挙の勝敗を左右すると言われる激戦州(スイング・ステート)7州の全てを制覇した。これは1984年に当選した共和党ロナルド・レーガン以来の快挙だ。
●「トリプルレッド」の衝撃
<2024年米大統領選挙結果>
大統領選はトランプが圧勝したが、上院と下院の多数派を共和党が独占しなければ、トランプは思い通りの政治ができない。
米大統領選挙では、上院、下院、州知事の選挙も同時に行われる。上院は条約や人事の権限を持ち、下院は予算や弾劾裁判の権限を持つ。
バイデン政権が誕生した2021年は上院下院とも民主党が多数派を占めていたが、22年の中間選挙で下院は共和党が多数派を占め、「ねじれ議会」となっていた。
だが、今回の選挙では上院は共和党が過半数を獲得し、下院も共和党が過半数を獲得する可能性が高い。ねじれ現象がなくなって「トリプルレッド」(大統領、上院、下院が全て共和党)となり、かつ、「RINO」(Republican in name only 名ばかりの共和党員)がトランプを裏切らなければ、トランプは左に傾いた国を右に戻す「プロジェクト2025」政策を実行できるようになる。
<2024年11月6日 日経新聞>
<プロジェクト2025>
一方、選挙の惨敗とトリプルレッドの実現は米民主党に大きな衝撃を与えており、早速内紛が起きている。そもそも民主党は今回の大統領選挙候補者にバイデンを正式指名していた。それを党内ルールを無視してハリスに差し替えた結果がこれである。
<2024年11月8日 読売新聞>
現在、民主党は大統領再選に固執したバイデンに責任をなすりつけようとしているが、正式に党内指名されたバイデンにしてみればルール無視で引きずり降ろされるという「裏切り」を受けたわけで、むしろハリス惨敗を喜んでいるように見える。
<トランプ当選の報に接したバイデンは満面の笑み>
<共和党のカラーを着て投票所に向かうバイデンの妻ジル>
ルール無視と裏切りが党是のような民主党にはお似合いの状況だ。
●今回も不正はあった
先日、筆者は「大規模な不正や突発的事象が起きない限りトランプの当選は確実」と書いた。だが、正直なところ、今回もDS(ディープステート)や民主党が仕組んだ不正により、勝敗確定に何日も要すると思っていた。4年前の民主党の大規模な不正を認識している人はみなそう思っていたに違いない。だが、今回はあっけなく勝敗がついた。
勿論、先の日本の衆議院選挙同様、不正が全くなかったわけではない。今回も4年前の大統領選挙や2年前の中間選挙で起きたような激戦州(ほとんどペンシルベニア州)での不正や不審な機械の不具合はいくつも報告された。当然それらは全てハリスに有利になるものだった。
ここまで書いたら殺される!? メディアが絶対報道できない「裏話」
上村史朗(ブログ「夢と勇気とサムマネー」運営)