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田村秀男(ジャーナリスト)

田村秀男

イラン戦争を機に考える日本の戦後レジーム(下ー2)中川昭一朦朧会見の謎を解く

 中川郁子さんのFACEBOOK投稿によると、昭一氏は朦朧会見を行ったという自覚はなく、財務官僚からも何の説明もないまま、本人はIMFへの1000億ドル資金協力で日本からも称賛されると信じ切っていたようです。

でも、「アメリカに殺される」と中川氏が夫人に言っていた、しかもその10年前からというのですから、ローマでの朦朧会見に至る前の中川さんの行状を見なければなりません。

この当たりの謎を解くためには、拙近著、新書判「現代日本経済史」の「日本はアメリカのキャッスディスペンサーにならない」とするブッシュ大統領向けメッセージを米要人に託したという秘話にありそうです。この中川財務大臣室の場にいた生き証人は筆者だけです。財務官僚は中川さんの指示で居ませんでした。

世界最大の国際収支赤字国で最大の債務国アメリカは外部からの資本流入に頼っていますが、中でも日本は世界最大のスポンサーです。しかも、リーマンショックで米国からは資金が逃げ出し、ブッシュ政権は火消しに大わらわで、かの共産中国にまでポールソン長官が頼ったのです。ポールソン長官は前出の「回顧録」では、ブッシュ大統領が江沢民党総書記・国家主席に直接電話してモルガンスタンレーへの救済出資を頼むことままで考えた挙げ句に、さすがにやめたことまで明かしています。その点、日本の三菱UFJ銀行が財務省の後押しを得て応じてくれて窮地からひとまず脱しました。だが、中川氏は拉致問題を素通りした米国の「裏切り」に対し怒りが収まらず、「現金自動支払機にはならない」とブッシュ大統領に伝えよというのです。

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