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増田悦佐の世界情勢を読む

増田悦佐(エコノミスト・文明評論家)

増田悦佐

気候変動危機説の偽善 その3 人口過剰論の大間違いと農業削減政策の真意

ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00258/20230618121940110415 //////////////////////////////////////////////////////////////// 増田悦佐の世界情勢を読む https://foomii.com/00258 //////////////////////////////////////////////////////////////// 前回は「電力のエネルギー源を<再生可能>と称する実用化不可能な風力や太陽光に求めれば悲惨な結果を招くし、EVも絶対にエンジン車に取って代わることはできない」と論じました。 「気候変動や地球温暖化が深刻な問題だ」と唱える人たちには、「現代世界の人口は過剰でなんとか人口を減らさなければならない」と考えている人が多いように思います。 なんといっても、人口が過剰だとすればそのしわ寄せは農産物が十分に行きわたらずに価格が高騰するだけではなく、いくら金を出しても買えないという事態が起きるはずです。 だとすれば、人口は過剰だと唱える気候変動危機論者こそなんとか農業生産を拡大して、もうすでに生きている人たちが食べものがなくて飢え死にするといった悲惨なことが起きないように、農産物の増産に積極的に取り組むべきでしょう。 ところが、彼らは「温暖化対策をさらに効果的におこなうためには、大量の温室ガスを排出する農業、とくに畜産業を縮小しなければならない」と主張しています。いったいどういう論理構造になっているのでしょうか。 今回は、彼らの真意はけっしてひとりでも多くの人が無事に生きていけるような世の中にすることではなく、現代世界に生きている人たちの多くを死滅させることで、彼らの言う「過剰な人口」を整理しようとしているのだと暴いていきたいと思います。
… … …(記事全文11,633文字)
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