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石井順也の世界情勢ブリーフィング

石井順也(元外交官、国際政治経済、地政学ビジネス)

石井順也

世界情勢ブリーフィング 第672号 中国共産党大会

ウェブで読む(※推奨):https://foomii.com/00187/20221025084000101099 2022年10月25日発行(通算第672号) ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 世界情勢ブリーフィング https://guccipost.co.jp/blog/jd/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 第20回党大会が北京で閉幕 第20期中央委員会委員名簿発表(10月22日付人民網日本語版) http://j.people.com.cn/n3/2022/1022/c94474-10162102.html ■ 中国共産党第20期中央委員会第1回全体会議コミュニケ(10月23日付同) http://j.people.com.cn/n3/2022/1023/c94474-10162441.html 中国共産党の第20回全国代表大会が開幕し、初日に習近平総書記が党中央委員会を代表して報告を行いました。習近平は報告書の簡略版を読み上げ、前回の17年大会(3時間超)と比べると、約1時間45分というはるかに短い時間で終了しました。 党大会は、最終日に党規約の改正方針を決議、7日間の日程を終えて閉幕。その後、党中央委員205人の名簿が発表されました。「七上八下」の不文律を破り、李克強と汪洋が67歳にもかかわらず引退、王毅は69歳、張又侠は72歳にもかかわらず再任されるという大きなサプライズがありました(楊潔チ(72)、劉鶴(70)は退任)。 また閉幕式において、胡錦濤前国家主席が途中退出するというハプニングがありました。嫌がる胡錦濤を係員が強引に連れ出そうとしたように見えないこともなく、極めて不可解で異様な光景でした。 https://twitter.com/JDWorldBriefing/status/1583712163490717696 党から公式な説明はなく、国内のネットでは胡錦濤に関する投稿や検索が制限された一方、ツイッターでは新華社が「体調不良で退出」と投稿し、これをテンプレにした投稿も数多く見られました。ツイッターは国内では見られないので、おそらく国内では沈黙を貫きながら、国外では不都合な憶測の打ち消しを図ったのでしょう。 https://twitter.com/JDWorldBriefing/status/1583988322568851458 新たに選出された中央委員たちは、昨日、第1回全体会合(1中全会)を開催し、政治局委員(24人)、政治局常務委員(7人)、総書記、中央軍事委員を選出しました。常務委員は以下のとおりです(「*」は新任、肩書は新体制で予想される新たな職務(「※」は未定なので推測)と現在の職務)。 1 習近平(Xi Jinping)(69) 総書記(変わらず) 2 李強(Li Qiang)(63)* 国務院総理※ ← 上海市党委書紀 3 趙楽際(Zhao Leji)(65) 全人代常務委員長※ ← 党中央規律検査委書記 4 王滬寧(Wang Huning)(67) 全国政協主席※ ← 党中央書記処書記 5 蔡奇(Cai Qi)(66)* 党中央書記処書記 ← 北京市党委書紀 6 丁薛祥(Ding Xuexiang)(60)* 国務院常務副総理※ ← 党中央弁公庁主任 7 李希(Li Xi)(66)* 党中央規律検査委書記 ← 広東省委員会書記 国務院総理(首相)候補だった胡春華は常務委員に入れなかったどころか、政治局委員からも外されました。中央軍事委員会副主席は張又侠(前出)と何衛東(台湾を管轄する東部戦区の司令官)でした。 文字どおり「習一強」を完璧なものとする、徹底的な人事でした。李克強と汪洋の引退が決まった時点で、この結果はある程度予想されたのですが、それにしてもここまでやるかと、衝撃が走りました。 今回の党大会の評価と今後の展望について解説します。
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