ウェブで読む(※推奨):https://foomii.com/00187/2022081708000098235 2022年8月17日発行(通算第660号) ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 世界情勢ブリーフィング https://guccipost.co.jp/blog/jd/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 米は台湾周辺で中国の「新常態」構築を容認せず-ペロシ下院議長(8月11日付ブルームバーグ) https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-11/RGFR9MT1UM0W01 ■ 米上院議員団、事前発表なく台湾訪問 蔡英文総統と会談(8月15日付ロイター) https://jp.reuters.com/article/usa-china-taiwan-idJPKBN2PK0FM 8月2日にペローシ下院議長が台湾を訪問しましたが、その直後から中国は猛烈に反発し、前例のない激しい対応を見せました(以下の記事参照)。 ・「ペローシの訪台」(8/8) https://guccipost.co.jp/blog/jd/?p=10056 中国は4日から台湾周辺の6つの区域で大規模な軍事演習を行い、多数のミサイル発射や軍用機、艦船の派遣を行いました。当初は演習は7日に終了すると発表していましたが、2日間延長され、10日になってからようやく終了が宣言。しかし定期的なパトロールは継続すると発表し、台湾周辺に軍用機と艦船を派遣しています。 ペローシは、帰国後の記者会見で、中国は我々(ペローシら)の訪問を口実にした、中国は軍事演習によってニューノーマルを確立しようとしているが、それを許すわけにはいかない、台湾を孤立化させることは許さないと述べました。 さらに先週末から民主党のエド・マーキー上院議員が率いる超党派の議員団5人が事前予告なく台湾を訪問し、蔡英文総統と会談。米議員の訪台はこれまでも行われてきましたが、今回の訪問を受けて、中国は再び台湾周辺で軍事演習の実施を発表。さらに蕭美琴・駐米台北経済文化代表処代表や民進党議員ら7人の中国訪問禁止などの制裁措置を発表しました。 ペローシの訪台は、今後の米中関係と台湾をめぐる情勢に大きな影響を与えると考えられます。また本件については、読者の方から以下の質問をいただきました。 >バイデンはペローシの訪台を許可しないということは出来なかったのか?ペローシは好き勝手に訪台出来るのか?直接会って言ったとしても、ペローシが突っぱねればそれまでだったのか。 >米政府の意思決定手順に興味があります。ペローシ訪台には戦闘機が護衛してたとか。もちろん民間機ではなく、政府専用機で訪台したのでしょうね。 そこで本日は、上記質問に対する回答を含め、あらためて中国と米国にとっての意義と今後、さらに台湾と日本にとっての意味について解説します。… … …(記事全文7,554文字)
