ウェブで読む(※推奨):https://foomii.com/00187/2021042706000079418 2021年4月27日発行(通算第546号) ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 世界情勢ブリーフィング https://guccipost.co.jp/blog/jd/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ ASEAN、ミャンマー軍に暴力の停止求める 対話仲介の特使派遣など合意(4月26日付BBC) https://www.bbc.com/japanese/56876717 インドネシアの提案でミャンマー情勢について話し合うべくASEAN特別首脳会議がジャカルタで開かれ、ミャンマーからミン・アウン・フライン国軍司令官が出席しました。クーデター後初めての外国訪問でした。 ミン・アウン・フラインは軍服ではなくスーツ姿で登場。軍トップではなくミャンマーを代表する立場とのアピールがあるとみられます。なお、タイ、フィリピン、ラオスは首脳の出席を見送りました。 首脳会議後に発出された議長声明には、(1)暴力の停止とすべての当事者の自制、(2)平和的解決に向けたすべての当事者の建設的な対話、(3)ASEAN特使の仲介、(4)人道支援、(5)ASEAN特使のミャンマー訪問とすべての当事者との会談を述べた「5点のコンセンサス」が含まれています。ただし、アウンサン・スーチー国家顧問らの解放については「コンセンサス」に含まれず、議長声明で「外国人を含むすべての政治犯の釈放を求める声も聞いた」と書かれるにとどまりました。 NLD議員らが国軍に対抗して発足した「連邦議会代表委員会(CRPH)」は、先々週、「挙国一致政府(National Unity Government, NUG)」の発足を宣言しています。そして、拘束されているスーチー国家顧問、ウィン・ミン大統領をそれぞれ国家顧問と大統領とし、副大統領や首相を含む閣僚をあらたに任命しました。CRPHの「顔」であるササ医師は「国際協力相」に就任しました。 NUGはASEAN首脳会議がコンセンサスに至ることを歓迎する声明を出しました。また、議長声明が出た後、ササ氏がメディアへのインタビューで議長声明を歓迎するとコメントしています。 こうした動きを含め、最新のミャンマー情勢について解説します。 *********** ミャンマーに関するASEAN首脳会議 *********** ●現地の状況 まず現地の様子ですが、4月13日~18日の正月休み以降、大規模なデモや治安部隊との衝突は減少しています。死者数もゼロか数人という日が続いています。不服従運動(CDM)も続いていますが、ヤンゴンでは飲食店などが開業し、経済は再開に向かっています。… … …(記事全文6,181文字)
