ウェブで読む(※推奨):https://foomii.com/00187/2020100206000071490 2020年10月2日発行(通算第482号) ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 世界情勢ブリーフィング https://guccipost.co.jp/blog/jd/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 【米大統領選2020】 初の大統領選討論会、司会者やルール無視の激しい応酬(9月30日付BBC) https://www.bbc.com/japanese/54337019 ■ Read the full transcript from the first presidential debate between Joe Biden and Donald Trump(9月30日付USA Today) https://www.usatoday.com/story/news/politics/elections/2020/09/30/presidential-debate-read-full-transcript-first-debate/3587462001/ トランプ大統領とバイデン前副大統領の第1回テレビ討論会が行われました。場所はオハイオ州クリーブランドにあるケース・ウエスタン・リザーブ大学、モデレーターはFoxのクリス・ウォレスでした。 ご覧になった方も多いかと思いますが、とにかく激しい・・というか乱れた討論会でした。トランプの不規則発言と双方の非難の応酬が目立ち、政策論議はほとんど記憶に残らず。多くのメディアが「史上最も見苦しい討論会だった」と評しています。 しかし、ある意味では予想どおりの展開でした。重要なのは、これが有権者にどのように受け止められ、今後の選挙にどのような影響を与えるのかです。今後の展望を含めて解説します。 *********** 米大統領候補の第1回テレビ討論会 *********** ●トランプの戦術 まず開始早々から明らかになったのはトランプの討論に臨む姿勢でした。とにかくバイデンがしゃべっている間に割り込む。その内容もほとんどが議論を度外視した悪口で、いわば野次のようなものでしたが、これを最初から最後まで徹底しました。司会者のクリス・ウォレスの質問にも執拗に割り込み、注意されるほどだったので、「今日はこれでいく」と腹を決めていたのでしょう。 トランプのやり方は、彼なりの計算に基づく戦術的なものです。トランプの狙いが「バイデンの醜態をさらけ出す」ことの一点に絞られていたことは明らかでした。 とにかくバイデンの痛いところを突き、動揺を誘う。バイデンが言いよどんだり、言葉を発することを止めれば、それだけで目的は達成できる。それがトランプの読みだったのでしょう。そのためには、しゃべっている間に割り込み、不意打ちによって思考を中断・混乱させることが効果的です。バイデンの吃音症もおそらく織り込んでいたのでしょう。… … …(記事全文8,060文字)
