… … …(記事全文1,982文字)『下院議長ケビン・マッカーシー解任!そりゃそうだ!「名前だけ共和党」で隠れ民主党!親トランプから反トランプへと風見鶏政治家!「米国債務上限問題」を甘く見るな!些細なことでも危機に瀕する米国の現実!10/6米雇用統計要注目!』
時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。
解任動議が出されたと思ったら即、成立。共和党の保守強硬派フリーダム・コーカスが民主党に加担した、というわけ。米国議会史でも空前の出来事。
民主党はバイデン、クリントン、オバマ、そして今回奥さんと一緒に起訴されてるメネンデス上院議員にしてもおカネ大好きの政商。DS、ネオコンの巣窟でもあります。
軍産複合体のロビイストが堂々と暗躍してますから、ゼレン支援=軍事費がどんどん嵩んで米財政をガタガタにしてしまったわけです。
この構造を隠しもせず大っぴらに実施するようになった・・・ここまで米国は下品な国になったのか、と驚きです。
米国終わりの始まり? いや終わりの終わり。今度こそ終わり。デフォルトもありでは?
ユダヤシンジケートは国家なんてものは1つの道具で、たとえば、米国はメガヘッジファンドととらえていますから、天文学的財政赤字となれば破産されてしまえばいい。次の覇権国にパラサイトすればいいとかーるく考えています。
国家を持たず、納税せず、社会的貢献なんぞははなから考えず、根っからすべてを金儲けと考えてきた連中ですから当然のことでしょ。
新年度の予算成立は11/19以降に成立するかどうか・・・流れるかもしれません。下院議長選出とか余計な仕事が入りますから・・・。
米国が米国として成立している源泉は米国債あればこそです。2008年のリーマンショックにしても、2011年、13年、15年、そして23年6月、9月にしても、なんとか米国債市場だけは死守しました。株式市場が暴落しようとどうでもいいのです。
その米国債について、お得意先のわが国も中国もこのところ購入できていません。中国なんぞはとんどん減らしています。ではだれが買っているかといえば、Fedだけなのです。すなわち、典型的なタコ足食いです。
長期金利が上昇している真因は、米国債が売れないからです。大増発してる債券が売れない。価格が下落する=金利は反発する、という構造です。実質金利はわが国と比較になりません。
金利が上昇しますと、金融機関=銀行、保険会社、年金基金、資産運用会社など、国債や社債を大量に保有している企業は大損失が避けられません。
いま米銀の債券含み損は4000億ドルにのぼっています。うち1100億ドルがバンカメです。株価暴落も当然でしょう。
ここだけの話ですけど、10/6に投資家が注目する「米雇用統計」が発表されます。
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)