… … …(記事全文7,411文字)今週のコンテンツは以下の通りです。
①世界中が注目するジャクソンホール会議!パウエル議長講演はなんとなく利下げ示唆?そんなメッセージどこにある?市場はいつものように都合よく考えてるだけ→1%超のドル安円高→米市場爆謄!
②トランプリスクでキャピタルフライト↑爆謄も束の間?インフレ再燃とトランプ売りで大幅調整?
③やっぱりTACO!ウク始末はヨーロッパに丸投げ?イス・イラ戦争第2フェーズ突入→ドル売りからドル買いシフト→年末から円安再開!
④緩和環境で利下げ始動?パウエル本気ならインフレ再燃必至→景気悪化→スタグフレーション!
⑤00年ゼロ金利解除に反対した植田和男審議委員「時間軸政策」をパクれ!直後に失敗判明!世界中からバカ揃いと笑われた日銀委員たち!
⑥利下げ利下げ利下げ!株価反発!国債大増発で中長期金利急騰→転換6-12カ月で暴落!
⑦8/27「エヌビディア」決算!
⑧やっぱりTACO?トランプ売り!安全資産の金クローズアップ!
➈9-11月決算発表!これぞどん底V字回復銘柄A・M・N・A・I徹底解析!
時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。
■相場の大局観
なんといっても「8/22ジャクソンホール会議=パウエル議長講演」に世界中が注目。外野トランプの獅子吼がうるさいうるさい。阪神タイガースの応援みたい・・・。
日本のメディアなんぞの解説を見たら判断間違えてしまいますので、きっちり原語でチェック。
□経済情勢
「失業率安定で政策スタンス変更の検討を慎重に進められる」
「インフレリスク上振れ、雇用リスク下振れ」
「Fedの2大目標についてバランスをとる必要」
「労働市場の下振れリスク上昇」=失業率いずれ↑個人消費↓
「CDP成長率減速→消費支出鈍化を反映」
「7月PCEは前年比2.6%、コア価格指数2.9%の上昇を示唆」
「政策スタンス調整が必要になる可能性あり」
□トランプ関税
「消費者物価への影響が明確化始動。今後数カ月で影響が蓄積される」
「インフレ効果は短期的というのが合理的な基本シナリオ」
「関税による価格上昇圧力が持続的インフレを引き起こす可能性は、労働市場下振れリスクを考慮すると低い」
「一時的な価格上昇が継続的インフレとなる状況を防ぐ必要」
□労働市場
「移民政策厳格化により労働力成長が急激に鈍化」
「雇用成長減速は労働市場の大きな余剰を生み出さずそれを回避したい」
「労働供給が需要に合わせて軟化。損益分岐点の雇用成長が大幅に低下している」
「労働市場では奇妙な均衡状態が保たれている」
□新たな政策フレームワーク
「従来のフレームワークが過度に特定的な経済条件を重視していたことが混乱を招いた可能性がある」
「低金利環境に関する文言を削除」
□フレームワークの特徴
「新フレームワークは様々な経済状況下で機能するよう設計されている」
「長期的インフレ期待が安定的に定着し続けるよう、断固として行動する」
「雇用が最大限持続可能水準を超えている可能性がある
という不確実な推定だけを根拠に政策を引き締める必要はない」
「逼迫した労働市場が物価安定リスクをもたらす場合、先制的な対応が正当化される」
ま、インフレについては楽観的。けど、消費については弱い。経済成長率が鈍化していると判断しています。
実は、トランプ関税はまだ物価とくに消費者物価指数には反映されていません。これから年末にかけて本格化します。ということは、クリーブランド連銀ハマック総裁のゆうに、金融政策は変更すべきではない。利下げに慎重であるべき」が正解。すでに金融緩和環境であることを考えると利下げを急ぐ必要はありません。パウエルならトランプのむちゃぶりを制してくれるだろうと期待しています。
ここは植田和男さんの判断に倣うべきでは?
98/4から7年間の審議委員生活。将来の短期金利に対する市場予想に働きかけて中長期金利を低く抑える「時間軸政策」を考案した御仁。出色は00/8速水優総裁時代。この総裁、ドルショ