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手にとるようにすぐわかる! どん底マスター中島孝志の「V字反発する“どん底銘柄 特急便”」

中島孝志(作家・コンサルタント etc)

中島孝志

「今月配信16銘柄(一部)パフォーマンス一覧」

今週のコンテンツは以下の通りです。

①日米株価は反発中!リスクオン?

②危険シグナルいまだ点滅!GSR(ゴールド・シルバー・レシオ)相変わらず100突破!

③嵐の前の静けさ?米株暴落?不動産連鎖倒産?銀行破綻?金融危機?

④暴落準備に万全のトランプ政権!2/3PPT発足指示!5/3完了の意味は?

⑤Sell in May→Buy in May!キャッシュポジで落穂拾い!

⑥ゴールド3500ドル突破もただいま調整中!トランプ旋風止んだ?対中緩和進んでる?不透明さ解決?ぜんぜん消えてない!

⑦ドイツNATO軍リトアニア・ロシア国境に集結!12万ロシア軍睨みあい!OPEC増産!それでも原油価格じり高?

⑧5-7月決算発表V字回復期待銘柄 N・N・K・B・Q 徹底解析!

➈「今月配信16銘柄(一部)パフォーマンス一覧」

※5/4(日) に「中島孝志のオンオフサイトミーティング」を緊急開催します。

「気紛れトランプのせいで市場は大波乱だよ」とお嘆きの方が少なくありません。けど、これ、わざとしてるとしたら? 非難するのはトランプの狙いがわからないからでは?

さーて、5/1は日銀金融政策決定会合、5/7はFOMC。その間隙を縫う形で開催? いえいえ、連休前後が市場大波乱濃厚(5/17も含めて)だからですよ。

※詳しくは https://www.keymannet.co.jp


時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。

■相場の大局観                                      

最近のトランプを表する際、「きまぐれ」という枕詞が付けられるケースが多いですね。「きまぐれトランプに市場は振り回された」とかね。

たしかに株式、債券、商品、為替・・・嵐を呼ぶ男の「きまぐれ」でてんやわんやの乱高下。たった1人で世界を相手にこんなにハイボラ=高ボラティリティを作り出してしまうんですから、「人間リーマンショック」「歩く大恐慌」と言ってもいいかもしれません。

「き・ま・ぐ・れ」・・・そうか、相互関税を発表してみたり、猶予してみたり、中国には桁違い(145%)のお仕置きをしてみたり、また、それが緩和されるとかされないとか。Fed議長パウエルさんにしても、第1期トランプ政権で自ら選んだはずなのにあの時も「解任する」「しない」「する」「しない」・・・迷ってるわけではなく市場の反応を確かめてるんですね。

今回もそうでしょ。ま、パウエルさんはFed議長としての任期は26/5まで、理事としては28/2まであります。


トランプの場合、「シェフのきまぐれサラダレベル」ではありません。「確信犯」と私は見ています。わかっていてやっている。わざとやっている。「目暗まし」です。重要な狙いに気づかれないための「煙幕」というヤツです。

トランプの強み・・・想定外、予定外、神出鬼没、サプライズ、インパクトでしょ。相互関税交渉の露払いにわが国大臣が訪米した時、御大みずからご登場。想定外を気取った「予定通りの行動」、つまり、世界と日本の反応を見たかったわけです。

「簡単な問題から解け」は受験の鉄則。いい練習台にされたということです。

株価はしばらく暴落させといて、民主党の金持ちたちに冷水を浴びせて献金もできないようにしてやろう。「耄碌バイデンはやっばりダメ大統領だった」と世界中に宣伝したあと、株価のV字回復を仕掛けるのが、トランプのシナリオです。

株価吊り上げなんて簡単です。景気は最悪なのにドイツDAXは高騰。金融相場にすれば株価はあっという間に回復します。

ただし、本格的な景気回復ではありません。そこで、トランプは考えたのでしょう。ズバリ言えば、租税逃避企業にお仕置きを・・・です。

いま、低法人税率アイルランドには米企業970社が進出しています。24年税収の30%は法人税、うち4分の3は米企業によるものでした。米国への輸出額730億ユーロのうち医薬品は61%でした。ボトックスなどの医薬品は米国で発明され、アイルランドで製造されているのです。

これまでアイルランドで合法的に納税してきた「アップル」や「製薬会社」などがトランプに狙い撃ちにされます。彼らはトランプが怖くて米国に工場を移転し、納税を始めるはずです。

ホンダのような外国企業もますます米国内に工場をシフトします。雇用確保、所得税ゼロで消費はいっそう喚起されることになります。


米国内から見ると、トランプ相互関税政策の評判はいいのです。「トランプ非難のデモ多発」と民主党御用メディアは盛んに吹聴していますが、参加者はジョージ・ソロス(まだ生きてるのかしらん?)にカネで雇われた「BLM」の類です。民主党の支持率はガタ落ち。次期大統領候補にしてもハリスかヒラリーかなどと言い出す人材難。すでに末期的状態です。

2/3にトランプはベッセント財務長官に「株価下落対策チーム」発足を命じました。以前と同じPPTです。2018-19年はこのおかげでV字回復できました。しかし、人工的に吊り上げてもガマンの限界。それで2020/3/16-23に暴落したのです。

これ。「コロナパンデミック暴落」といまなお言われていますが、たまたまタイミングが重なっただけ。コロナと暴落は無関係。2018年からごまかしてきたリセッションが隠せないほど限界に達して溢れ出てしまったのです。

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