… … …(記事全文5,892文字)『7/31信用失墜の日銀!審議委員たちの追加利上げ一揆?いよいよ9/17-18FOMC!利下げ幅は0.25%?それとも0.50%?暴落は利下げから始まる!「利下げがいつかどれほどか?」は「株価下落はいつかどれほどか」と同意語!「9月新甫は下落相場」のアノマリー通り!日銀会合は現状維持でもFed利下げは日銀利上げと同じ?中長期保有なら短期債・金価格・鉱山株?○○さんの投資ポジション!原油調整トレンド!「どん底待ち伏せ11月決算発表C・K・S・S・I・チャート解析オンパレード!』です。
時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。
■相場の大局観
先週の日本市場は日銀審議委員たちの講演に振り回された感があります。
7/31、ほんの些細な利上げとQT発表で世界株価一斉下落。わが国は「令和のブラックマンデー」だとか。おかげで植田総裁はアホなメディアから怨嗟の的。
それがこのひと月で冤罪と判明。暴落の真犯人は「米雇用統計発表=米リセッション突入」だった、と気づいたようです。
よせばいいのに・・・日米両財務省からやいのやいのと言われて、市場への忖度発言。
「マーケットが不安定な時は利上げしません」(日銀副総裁内田真一さん)
こんなこと言ったら、日銀は市場=株価を見て金融政策を決めるのか、と市場は理解してしまいます。植田さんも余計なひと言でしたが、内田さんも余計なひと言でした。
「日銀は向こう1年は利上げできないね」と市場はいつものように都合のいいように理解します。これでは円安が進むのは当然。
その火消のためなのか、先週は立て続けに日銀審議委員たちの「利上げモード発言」。わざわざ経済紙に報道させて拡散工作。おかげで円高シフト。
わが国メーカーはほぼ145円に設定しています。Fed利下げトレンドが確定しているからです。
その利下げが現実となる「FOMC」が9/17-18に開催されます。続いて日銀も金融政策決定会合を開催しますが、こちらは現状維持でしょう。それでも、Fed利下げなら日銀利上げと同じこと。
7/31に0.00-0.10%へとわずか0.15%ポイント上げただけなのにあの騒ぎよう。7/31当日は円安で株価は上昇してました。市場ず動き出したのは8/2米雇用統計発表から。
勝手に10-100倍のレバレッジをかけてるヘッジファンドたちが慌てふためいてわれ先にショートカバー。つまり自業自得。
今回の雇用統計(9/6)はいったん円安、それから140円台突入の円高展開。それでも即142円台に戻しました。
この動き・・・ああ、日銀はGPIFと組んでドル買い円売りに走ったな。そのまま円高になる
手にとるようにすぐわかる! どん底マスター中島孝志の「V字反発する“どん底銘柄 特急便”」
中島孝志(作家・コンサルタント etc)