… … …(記事全文5,502文字)『金融史を振り返れば暴落は利下げから始まる!「利下げがいつかどれほどか?」は「株価下落はいつかどれほどか」と同じ意味!わずかな利上げで壊滅した米欧市場!円キャリ=世界最安資金にたかり続けた外国人!通貨危機ですべて吐き出せ!いまはリスクをとるタイミングじゃない!キャッシュ・イズ・キング!バーゲンセールは近い!8/23JHパウエル講演→9/18FOMC=利下げ始動→好材料出尽くし!リセッション宣言できないバイデン・ハリス!「どん底待ち伏せ11月決算発表 I・O・E・M・T・A」チャート解析オンパレード!』です。
9/1(日)に「中島孝志のオンオフサイトミーティング」を開催します。「利下げはいつ?」「どのくらい?」「0.25%?0.50%?」とこのところ関心と期待が膨らんでたと思いますが、これって「株価下落はいつ?」「どのくらい落ちる?」「30%?半分くらい?」と同じ意味なんですけど・・・お気づきの方は少ないようです。
時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。
■相場の大局観
「時は来た!」
年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でのFedパウエル議長の講演。想定内ではあるものの、だれもが期待していた「ひとこと」。これがすべて、そしてこれで十分。
「インフレは目標2%に向かいつつある。政策を調整する時期が来た」ということ。つまり、Fedの仕事は「これからが本番」ということ。もちろん、ペースなどについてはデータ次第、というスタンスはいままで通り。それでも利下げにポジティブという姿勢は市場に十分に伝わり、ドル売り円高そして株高拡大。
米利下げ→日銀動かず→それでも日米金利差縮小→円高ドル安・・・「市場が不安定な間は利上げなし」ですから為替もそれほど大きなものにはなりません。結果、わが国の企業業績そして米「エヌビディア決算」で株価は決まります。まともといえばまとも。
嵐の前の静けさ・・・。実際に利下げが始動するのは9月FOMC=9/17-18。そして9/19-20は日銀金融政策決定会合です。日米財務省から弾が飛んでくる植田総裁としては、次の追加利上げはせいぜい11-12月。大統領選の結果を見るまでは動けないのでは?
下手すると1987年のブラックマンデー同様、わが国の利上げは封印されてしまうかもしれません。
利下げの真相は「米リセッション突入」が明々白々。経済悪化を回避したいがため。もち、間
手にとるようにすぐわかる! どん底マスター中島孝志の「V字反発する“どん底銘柄 特急便”」
中島孝志(作家・コンサルタント etc)