… … …(記事全文6,319文字)『いまはリスクをとるタイミングじゃない!キャッシュ・イズ・キング!バーゲンセールは近い!日銀植田総裁批判は大間違い!わずかな利上げで壊滅したレバレッジ博打相場!世界中が円キャリ依存だとバレちゃった!リセッションどころか米景気はスタグフレーション→通貨危機!要注意!本格暴落はFed利下げ前後?「どん底待ち伏せ9-11月決算R・T・H・N・M」チャート解析オンパレード!』です。
時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。
■相場の大局観
前回こんなことを書きました。
「令和のブラックマンデー」・・・あれは幻? そんなことあったっけ? 市場は40000円に向けてまっしぐらだよ、と喉元過ぎれば熱さを忘れる投資家もちらほら。
8月相場は高ボラのめちゃくちゃ粗い相場になっています。8/16週末の日経平均株価は△1336円(上昇幅歴代9位)。歴代トップは8/5(▼4451円)=令和のブラックマンデー。上昇幅では翌日8/6が△3217円・・・毎日ジェットコースター相場が続きます。
幸い、下落も激しいですが負けじと上昇も激しく、あっという間に40000円の大台に接近。いまのとこ38000円超えですけど。
こんな相場の中、バフェットはアップルを叩き売ってキャッシュポジション最大。
株式から債券シフト。7四半期連続で株式売却。とくに金融株とハイテク銘柄→アップルをはじめ750億ドル以上の売却。売りはますます加速しています。一方、米短期国債(T-Bill)残高は2346億ドル(35兆円)とFed(1953億ドル保有)を圧倒しています。
最大の懸念材料は日銀の利上げではありません。暴落は利上げ当日ではありません。前日比△500円超と逆に大きく反発していたほど。
だれが考えても「いきすぎの円高=1ドル160円超」の原動力は円キャリトレード。ご利用者=外国人がいちばん気にするのは為替=日米金利差の行方です。
国債買入縮小については、日銀がご親切にも盛んにアナウンスしてましたから、「円調達コストが上がるぞ、そろそろ手仕舞いだな」と動き始めていました。しかし、利上げとは! インサイダーでつかめなかった外国勢も少なくなかったと思います。金利差縮小→円高転換。早急にショートカバーしなくちゃ。いままでとは逆に、ドル売り円買い、しかも大量に! すると、円高は加速します。
ところが、8/5以前に金利の動きはありません。為替もほとんど動かない。
となると・・・真犯人は「米リセッション=景気急ブレーキ」懸念にあります。
8/5より3日も前の8/2発表「米雇用統計」・・・米リセッション突入懸念観測に拡散しました。株価大幅下落・債券価格上昇(金利下落)のきっかけはこれです。
手にとるようにすぐわかる! どん底マスター中島孝志の「V字反発する“どん底銘柄 特急便”」
中島孝志(作家・コンサルタント etc)