… … …(記事全文6,276文字)『5月に米経済リセッション突入確定!いま利上げしないとブラックマンデーの二の舞い!結果、「いったん37000円!」の予想超!リバウンドあってもさらに10-20%下落と予測!?いずれ株価は元通り「狼狽売り」だけは避ける!世界市場にマネーを流してきた日銀の政策転換を舐めるな!市場はグレイトローテーション!キャッシュポジション大正解!暴落でようやく覚醒!Fedはやっぱり利下げ複数回!金・銀・PT価格↑「どん底待ち伏せ9-11月決算T・T・C・N・O」チャート解析オンパレード!』です。
時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。
■相場の大局観
「市場はグレイトローテーション。キャッシュポジションが正解」と指摘してきた通りに動けば、今回の相場でもセーフ。でも、ご安心を。相場はいったん暴落してもいずれ元に戻ります。早ければ年内、遅くとも来年前半。ですから、「狼狽売り」だけは避けたいところ。
7/31、日銀が政策金利を0.25%引き上げ発表。為替は1ドル150円割れどころか、そろそろ145円。さっきまで160円水準で推移してたのがあっという間に15-16円高と急騰。
不思議でもなんでもありません。15年7カ月ぶりの日銀政策転換=パラダイム転換の時はとんでもなく乱高下するものです。これからもしばらく余震が続きます。
フラフラ市場をぶち壊す「利上げ」などさすがにしないだろう、と考えていたところに、まさかの利上げでした。世界市場にとってやっぱりサプライズ。結果、円高加速・株価暴落は当然。
多くが利上げスルーと予測してたのにどうして?
植田日銀にとって、(株価より)なにより優先したのは中銀の信頼感だったと思います。
フォワードガイダンスで利上げ利上げとアナウンスしてきました。いましなければ円キャリ復活加速で為替は170円シフト(それでも政府・財務省・日銀・輸出企業そして投資家はウエルカム。でも、無知なメディアは大騒ぎするので総裁選を前にキッシーは真っ青・・・)。
それ以上に、「米経済リセッション突入」を確信しているからではないかしらん。
1987年、バブル真っ盛り。日銀は利上げするタイミング直前、「ブラックマンデー」で一転、利下げを余儀なくされてしまいました。その後の相場についてはご存じの通り。
米国がリセッション突入を表明する前に「利上げ」しとかないとブラマンの二の舞いになってしまう、という懸念も後押ししたのではないでしょうか?
皮肉なことに、今回の下げ幅はそのブラックマンデーに次ぐ歴代2番目の大きさです。
米景気は絶好調なのでは? 大統領選直前、「実はリセッションなんです」とは口が裂けても言えません。けど、ありとあらゆる経済指標は「リセッション突入(現在完了進行形)」を示唆ではなく明示しています。
にもかかわらず、「割高」を買って市場を「超割高」にしてきました。「割高」と知れた瞬間、一斉に売りに出されるのも自然の理。売り遅れた素人(「割高にしてきた日米ツーリスト投資家たち)がカモにされるのはいつものこと。ボーナスを突っ込んだ新NISA投資家のみなさんは二度と株式市場に戻ってこないかも・・・いずれ元の株価に戻りますから「狼狽売り」だけは避けたいところ。
手にとるようにすぐわかる! どん底マスター中島孝志の「V字反発する“どん底銘柄 特急便”」
中島孝志(作家・コンサルタント etc)