… … …(記事全文6,264文字)『暴落カウントダウン!?「そろそろ」から「いよいよ」?予想通り5/31PCEはマイルドで利下げ期待復活!けど・・・インフレ昂進→小売り・住宅・自動車消費減速→在庫だぶつき→景気減速→リストラ→消費さらに減速→リセッション突入→ウク戦争支援で国債増発→金利高騰→米銀行破綻・企業破綻・個人破産激増→スタグフレーション突入!米ドル安円高→株安!解決策は大幅金曜緩和政策逆戻り!経済統計すべて無視した大統領選対策で「追い込まれ利下げ」!とりあえず日米35000!?バイデン生き残りの妙手は「NATOvsロシア戦争」!?「7-8月決算発表どん底待ち伏せA・N・D・A・C」チャート解析オンパレード!』です。
時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。
■世界市場OUTLOOK
1週間前、こんなことを書いています。
「そもそもデータを見ていないのはどこのどいつだ?4月小売売上高、鉱工業生産、景気先行指数はすべて予想を下回る不振ぶり。5月NY連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数、ミシガン大学景況感指数等は予想以上の悪化ぶり。4月PPI・CPIは事前予想と一致。悪くもないけど良くもありませんでした。4月輸入物価指数は事前予想を上回る上昇ぶり。
つまり、米国マクロ経済指標は「景気悪化」「インフレ改善遅々」・・・すべてが景気減速を明示しているにもかかわらず、「見ざる、聞かざる、言わざる」の楽観投資家ばっかり。結果、ダウは終値ベース4万ドル到達・・・ほんまかいな。このままでええんかいな。
リセッション突入確率には定評のあるNY連銀の「リセッション確率」がピークに達するのがいつだかご存じでしょうか・・・24/5。いまなのです」
・・・と書きました。
そして5/31発表「米4月度CPE」は以前からお話している通り「マイルド」。市場は利下げ後退が戻った、と早合点。
賃金上昇ペースは減速している。個人所得は0.3%増。賃金・給与は0.2%増と、5カ月ぶりの小幅な伸びにとどまった。
「統計の詳細は好ましい。当局はインフレ圧力が弱まりつつある兆候を求めている。FOMCは鈍化確信を強められるデータ待ち。6月会合では(利下げなしで)据え置く見込み」というbloombergの指摘は正しいと思います。
今後の米国経済の動きは次の通り・・・インフレ昂進→小売り・住宅・自動車消費減速→在庫だぶつき→景気減速→リストラ→消費さらに減速→リセッション突入→ウク戦争支援→金利高騰・高値維持→銀行破綻→企業破綻・個人破産激増→スタグフレーション突入!
インフレ高止まり、金利高止まりによる「買い控え」はますます顕著になります。
小売売上高やGDPに減速が灯り、インフレ+スタグレーション=スタグフレーションへと突入します。当然、米ドル安円高→株安は必然。解決策として、大幅金曜緩和政策へと逆戻りすることになります。
そこまで行けば株高転換。この間、景気悪化でも金価格は上昇、金融緩和でも金価格上昇という動きでは?
■米市場OUTLOOK
週末、米主要3指数はまちまちの展開。ダウ工業株30種平均は大幅反発しました。
取引開始前に発表された「PCEデフレータ」・・・総合指数は前年比2.7%、コア指数は2.8%(前回同様)。予想通りの内容。先日の米CPI(消費者物価指数)同様、インフレ鈍化期待。個人消費支出は前月比△0.2%と3月△0.7%から鈍化。
楽観主義の能天気市場はポジティブ反応。序盤は上値重く、メガハイテク株中心に利益確定売り。終盤にかけて買い戻し加速。
前日までダウは大きく3日続落してました。25日線75日線を大きく割り込み4月安値37611ドルに接近。なんとか一矢報いた様子です。
米PCEデフレータに一安心とはいうけれども、今週は6/3ISM製造業指数、6/5ISMサービス業指数そして雇用統計発表と目白押しです。
S&P500、Nasdaq総合指数は大幅下落から終盤に向かってトントンに回復。暑さ寒さもエヌビディア。半導体セクターの利確に圧された模様。
ただいまS&P500のPERは27.2倍。株価益回りは3.6%。10年債利回りは4.50%超。つまり、債券有利。ここが日本市場とまったく違う点です。イールドスプレッド逆転・・・株価割高。暴落の一要因です。そろそろからいよいよ。カウントダウンはすでに開始されていると思います。
■エヌビディア関連(というより連想):AI燃料となる電力需要拡大を受けて米大手電力会社「ビス
手にとるようにすぐわかる! どん底マスター中島孝志の「V字反発する“どん底銘柄 特急便”」
中島孝志(作家・コンサルタント etc)