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手にとるようにすぐわかる! どん底マスター中島孝志の「V字反発する“どん底銘柄 特急便”」

中島孝志(作家・コンサルタント etc)

中島孝志

エヌビディア好決算・・・なければ地獄の米市場!「今月配信16銘柄パフォーマンス一覧」「7-8月決算発表どん底待ち伏せN・M・T・J・N」チャート解析!

『エヌビディア好決算・・・なければ地獄の米市場!いよいよ?これから大幅下落!5/31PCEマイルド観測よりリセッション突入と大統領選対策で「追い込まれ利下げ」!経済統計すべてリセッション突入示唆!都合が悪い数字は見ない楽観投資家の血が凍る?とりあえず日米35000?敗北確定バイデン生き残りの妙手は「NATOvsロシア戦争」?戦争拡大→金融緩和→株価絶好調?財政破綻リスクで米国債売り・米ドル売り→株価暴落→金本格上昇トレンド!「今月配信16銘柄パフォーマンス一覧」「7-8月決算発表どん底待ち伏せN・M・T・J・N」チャート解析オンパレード!』です。

時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。

■世界市場OUTLOOK

ここのところ、FOMCと統計数字ばかりがホットな話題でしたが、2月TSMCに続いて、世界中が注目したのが「エヌビディア」の決算発表。

5/22発表(日本時間5/23)の2-4月期は売上高△3.6倍(前年同期比)、純利益△7.3倍148.81億ドル(2兆3300億円)といずれも予想をはるかに上回る「絶好調」ぶり。

AI向け需要急拡大から1年。5-7月期売上高も前年同期比△2.1倍観測。アナリストは軒並み目標株価引き上げ。

株価は初めて1000ドルの大台達成。今後、新たな次元に突入するか、という期待も。

米市場はもちろん、世界市場牽引の立役者。弱点無しのように見えますが、やっぱりアキレス腱はたしかにあります(「経済教室メルマガ」あたりで解説予定)。


そんなグッドニュースよりも市場を支配したのはFOMC議事要旨・・・インフレ高止まり、利下げどころか利上げまで活発に議論されたとか。話が違うじゃないか、いえいえ、データ次第といったはず・・・ダウは大幅続落(今年最大下げ幅)、Nasdaq総合も「エヌビディア」の踏ん張りがあってもマイナスに沈没。

長期金利は4.496%まで上昇。ドル円も157円超の円安回帰・・・。

リスクオフかリスクオンか。まずは5/31PCE発表に注目・・・いや、そんなものより注目は「個人消費急ブレーキ」ではないでしょうか。


そもそもデータを見ていないのはどこのどいつだ?

4月小売売上高、鉱工業生産、景気先行指数はすべて予想を下回る不振ぶり。5月NY連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数、ミシガン大学景況感指数等は予想以上の悪化ぶり。4月PPI・CPIは事前予想と一致。悪くもないけど良くもありませんでした。4月輸入物価指数は事前予想を上回る上昇ぶり。

つまり、米国マクロ経済指標は「景気悪化」「インフレ改善遅々」・・・すべてが景気減速を明示しているにもかかわらず、「見ざる、聞かざる、言わざる」の楽観投資家ばっかり。

結果、ダウは終値ベース4万ドル到達・・・ほんまかいな。このままでええんかいな。

リセッション突入確率には定評のあるNY連銀の「リセッション確率」がピークに達するのがいつだかご存じでしょうか・・・24/5。いまなのです。

今後、実態経済の足を引っ張り、能天気な投資家たちを覚醒させるのは・・・個人消費の冷え込みだと思います。消費の息切れの真因はクレカ延滞率昂進。詳しくは「中島孝志のワンハンドレッド倶楽部」で解説します。

■米市場OUTLOOK

ダウは横ばい。前日▼600ドル超と下げ幅更新で1年超ぶり最悪。注目「エヌビディア」の決算は好調でポジティブ反応。

予想外に強い米経済指標で利下げ期待がさらに後退。米大手証券は最初の利下げ予想を従来7月から9月に先送り。エヌビディア好決算も焼け石に水か。それでもにITハイテク株は買われNasdaqは大幅高で最高値更新。

5/27メモリアルデー(戦没者追悼記念日)の祝日で3連休控え商い低調。今週はダウ平均6週ぶり、S&P500は5週ぶり陰線で終了。

なお、5/28取引分から受け渡し決済が約定日の翌々営業日(T=2)から翌営業日(T-1)へと1日早くなります。金融機関や機関投資家の混乱警戒。とくに海外資金の場合、外国為替が絡むケースもあります。為替スポット取引は翌々営業日決済。相場への影響は限定的。

■エヌビディア関連

■SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数):5220.91(△94.93 △1.85% 5/24 2日ぶり反発)

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