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      　　　　　　山田順のメールマガジン「週刊：未来地図」

                     　 　連載「TPPの正体」(1)
　　　　　　　　これまでの経過から問題点をまとめてみる

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　3月7日、政府は環太平洋連携協定（TPP）の承認案と関連法案を閣議決定しました。これにより、衆参両院に特別委員会が設置され、今月から国会審議が始まりました。そこで、今回から何回かに分けて、TPPがなぜこれほど意見が分かれ論議を呼ぶのかを考えながら、その本質を伝えていこうと思います。
　正直なところ、私自身の考えもまだまとまってはいません。なぜなら、TPPの条約文は膨大であり、そのうえ正式文書には日本語がありません。
　しかも、これまでの日本の大メディアの報道は偏っており、さらにアメリカの報道も錯綜しているからです。
　そこで今回は、とりあえず、TPPのなにが問題とされるのかを整理してみます。

 [目次]──────────────────────────────────

■いまだにTPPとはなにかわからない人が多いのでは？

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…（記事全文7,548文字）