… … …(記事全文4,478文字)★ASEAN首脳会談、G20への習近平の不参加が大きな話題になっています。今年の議長国はインドであり、インドとしてはメンツをつぶされた形になります。先日のBRICS首脳会談ですが、習近平は開会式のセレモニーに参加せず、その理由に関して様々な憶測が出ていました。また、その後も、100億ドルもの支援を約束したのにもかかわらず、主役の座を得ることができず、モディに主役の座を明け渡してしまっていました。
BRICS これまで最も大きな経済力を持つ中国が主役の座を務めてきましたが、それを妨害してきたのがインドであり、中国にとっては最も目障りな存在といえます。また、人口減少、バブル崩壊など老いてゆく国家中国に対して、インドは健全な発展をしており、チャイナデカップリングの最大の受益者という構図です。
渡邉哲也の今世界で何が起きているのか
渡邉哲也(作家・経済評論家)