ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2019110808431560159 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2019/11/08 第1990回 世論誘導と大車輪 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★米中貿易協議 中国側の一方的発表と米国側の無言 という構図になっています。中国は米中貿易協議「第一段階」の合意の一環として、段階的な関税撤廃を述べていますが、米国はこれに反応していません。また、米国政権内からは否定的な声も多く、合意に至るかはまだ不明です。 様々な政治の場で、中国や韓国はメディアを使った世論誘導や既成事実化を図ってきました。日中間の交渉の場でも、中国側の一方的な発表などが繰り返されており、一部はこれが既成事実化してしまった過去があります。 今回の問題も同様で、米国がこれにどう反応するかということになるのでしょう。それに対して、株価は最高値を更新しており、市場はこれを好感しています。しかし、これまで米国は最高値を付けると規制を強化するという株価に基づく政治判断を行ってきており、株価の上昇が制裁強化の動きにつながる可能性もあります。… … …(記事全文2,780文字)
渡邉哲也の今世界で何が起きているのか
渡邉哲也(作家・経済評論家)