… … …(記事全文2,751文字)<原油はイラン和平期待の織り込みを強化中>
トランプ米大統領は5月23日、サウジアラビアやUAEなど中東各国の首脳らとイラン情勢および和平に関する覚書に関連するすべての事項について電話会談を行い、「最終調整を条件とする合意がほぼ成立した」と自身のSNSに投稿した。イスラエル首相とも電話会談を行い、非常に良い結果になったと報告している。「合意の最終的な側面と詳細は現在協議中で、近日中に発表される予定だ」として、合意にはホルムズ海峡の開放も含まれることを明らかにした。
【NYMEX原油先物相場(日足)】
イランとの直接協議の結果ではないが、仲介を行っているカタールやパキスタン、トルコ、エジプトなども合意しており、イラン戦争勃発後で最も和平合意に近づいた状態になっている。イラン準国営メディアのタスニム通信は24日、トランプ大統領の主張について「現実から程遠い」として、合意がまとまらない可能性も示唆している。イランのウラン濃縮放棄、ホルムズ海峡のイランの管理などの点で、これまで米国とイランは合意できない状況が続いていたが、両国がどの程度の歩み寄りを見せたのかは明らかになっていない。

