… … …(記事全文2,413文字)<カカオ需要環境は転換期を迎えたか?>
菓子メーカー大手のハーシー(Hershey)は、チョコレート製品のカカオ含有量を引き上げる計画を発表した。2027年からすべての製品を元の原材料配合に戻すとしている。これまで、菓子メーカーはカカオ価格の高騰を受けてカカオ含有量を減らす、もしくは使用しない製品へのシフトを進めていたが、カカオ価格が大きく値下がりしたことを受けて、カカオを使う「本物」のチョコレート製品に回帰することになる。
カカオ相場は2024~25年にかけての西アフリカの不作や病害の発生を受けて急騰していた。ロンドン市場では23年末が1トン=3,506ポンドだったのに対して、24年4月には1万0,265ポンド、12月には1万0,100ポンドと、過去最高値を更新する急伸地合を形成していた。しかし、その後はチョコレート価格の高騰で需要が抑制されたこと、さらに西アフリカの生産環境が改善したことを受けて、26年3月には1,997ポンドまで急反落する展開になっていた。
