… … …(記事全文2,744文字)<2026/27年度は緩やかな在庫減少・価格上昇見通し>
米農務省(USDA)が5月12日に発表した需給報告では、2026/27年度の米国産穀物需給に適度な引き締め圧力が発生する見通しが示された。米期末在庫見通しは、トウモロコシが前年度の21.42億Buに対して19.57億Bu、大豆が同3.40億Buに対して3.10億Buとなっている。農場平均価格見通しは、トウモロコシが前年度の1Bu=415セントに対して440セント、大豆が同1,040セントに対して1,140セントとなっている。前年度比でトウモロコシが6.0%高、大豆が9.6%高であり、在庫の取り崩しから底堅い値動きが想定されている。
米穀倉地帯では作付け作業が進んでおり、イールドに大きな影響を及ぼす5月中旬時点の作付け進捗率が明らかになった。5月17日時点の作付け進捗率は、トウモロコシが76%(前年同期76%、平年70%)、大豆が67%(前年同期63%、平年53%)となっている。今季は生産地の一部で多雨や嵐の発生が報告されたが、主要生産州の作付け進捗率は軒並み平年を上回っており、現時点ではトレンドイールドの実現を基本シナリオとすることが可能な状況にある。まだ生育期は序盤であり、今後は夏の受粉期の気象環境がイールド環境に不確実性をもたらすが、現時点では天候リスクのプレミアム加算は求められていない。


