… … …(記事全文2,545文字)<インド首相、金購入抑制を呼び掛ける>
インドのモディ首相は5月10日、「あらゆる手段で外貨準備を守らないといけない」として、外貨流出を防ぐための取り組みを国民に呼びかけた。インドは消費する石油の約90%を輸入に依存しているため、イラン戦争の影響で原油の輸入額が急増しており、それがインド通貨ルピー安から原油輸入額をさらに押し上げる悪循環に陥っている。経済に強いストレスがかかる中、まずは要請ベースで外貨流出につながる動きにブレーキを掛けつつ、将来的にはより強い強制力を伴う政策導入も視野に入れた状況と言えよう。
具体的には石油消費を抑制するために公共交通機関の利用、在宅勤務が推奨されている。また、外貨の使用につながる海外渡航の抑制、金購入の抑制なども呼び掛けられている。しかし、要請ベースで大きな効果を見込むことは難しく、今後は石油製品の価格改定(=値上げ)といった形で、強力に石油消費を抑制する施策が打ち出される可能性がある。
