… … …(記事全文2,597文字)<銅相場は今年最高値圏に切り返す>
LME銅相場(3ヵ月物)は、1トン=1万3,000ドル台中盤で底堅く推移している。3月下旬には、イラン戦争による世界経済の減速懸念を織り込む形で1万2,000ドル台を割り込んでいたが、4月以降は押し目買い優勢の展開になり、イラン戦争勃発前の価格水準を回復している。まだイラン戦争が世界経済にどのような影響を及ぼすかは大きな不確実性を抱えているが、銅市場では大規模な需要ショックの発生は回避できるとの楽観的な見方が優勢であることが確認できる。
LME銅3ヵ月物に対する現物相場のディスカウント幅は、3月に一時100ドルを超えていたが、5月8日には53ドルまで概ね半減している。1月下旬からディスカウント状態が維持されているが、需給緩和で現物市場から値を崩すような展開は回避されている。米国株はS&P500とNASDAQ総合指数が過去最高値を更新し、投資家のリスク選好性は着実に高まっている。
