… … …(記事全文2,869文字)<現物価格と先物価格に大きな乖離が発生中>
原油価格が二極化している。ブレント原油の現物相場は1バレル=140ドル水準での取引になっており、依然として高値更新が続いている。一方、ブレント原油先物相場は100ドル台を割り込んでおり、現物市場と先物市場の間に約40ドルもの価格差が生じている。通常、現物市場と先物市場の価格がここまで大きく乖離することはない。しかし、イラン戦争勃発後は3月中旬頃から徐々に価格差が拡大し、特に4月に入ってからは現物相場高と先物相場安が併存し、価格トレンドそのものも逆行し始めている。
現物市場が140ドル水準まで上昇が続いているのは、明らかに供給不足が発生している影響だ。イラン戦争を巡る状況は変化し続けているが、いずれにしてもホルムズ海峡からの流通に大きな混乱が生じていることに変わりはない。一部のタンカーが通航していることが確認されているが、それでも湾岸諸国からの原油・石油製品供給には大きな混乱が生じ続けている。
【ブレント原油現物/先物相場】

