… … …(記事全文2,801文字)<200日移動平均線でサポートされる金相場>
COMEX金先物相場は3月23日の1オンス=4,100.00ドルで下げ一服となり、足元では4,600ドル水準まで切り返す展開になっている。イラン戦争は、地政学リスクやインフレリスク、景気リスクなどを高めるが、金相場は米金利上昇・ドル高圧力を警戒した売りに上値を圧迫される展開になった。インフレ圧力が各国中央銀行の金融政策に対する不確実性を高める中、原油高が債券市場でインフレリスクの織り込みを迫り、それが米金利上昇からドル買い・金売りを促す展開が続いていた。しかし3月27日と30日には、原油相場が改めて騰勢を強める中でも金相場を売り込むような動きは限定され、金相場は当面のボトムを確認した可能性も浮上し始めている。
【COMEX金先物相場(日足)】
イラン戦争が大きな不確実性を抱えた状態に変化はなく、底入れの判断には慎重姿勢が求められる。ただし、従来であれば金相場の急落が想定されるような原油高環境でも金相場の値崩れは回避されており、少なくとも一段と売り込むエネルギーが後退し始めたことは間違いなさそうだ。

