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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

過去最高値更新が続く銅相場、足元の需給は安定しているが広がる警戒感

<将来の需給ひっ迫リスクで値上がりが続く銅>

LME銅相場(3ヵ月物)は1トン=1万3,000ドル台と過去最高値圏での取引になっている。足元の銅需給にタイト感は乏しいが、将来的な需給ひっ迫見通しの強さ、各国が戦略物資として供給確保を急ぐ中、短期需給とは乖離した高値が形成されやすい環境になっている。2021年や24年に需給ひっ迫見通しを織り込んだ際には、1万0,000~1万1,000ドル水準で息切れする傾向がみられ、実際に短期需給動向からみて1万3,000ドル台は持続することが難しい高値との指摘も、複数の大手金融機関から行われている。しかし、実際の銅相場は上値追いの展開が続いており、足元の需給バランスでは正当化できない高値が許容される状況になっている。

現在の国際銅需給バランスに関しては、概ね均衡状態にあるとみられる。国際銅研究会(ICSG)の統計だと、2025年11月時点の過去12ヵ月の需給は、生産が2,846.4万トン、需要が2,831.2万トンであり、15.2万トンの供給過剰が発生している。その1年前の24年11月までの12ヵ月も14.0万オンスの供給過剰であり、需給環境が劇的に変化しているわけではない。月単位だと供給過剰と供給不足を行き来しており、概ね均衡時に近い状態にあるとみて良いだろう。需給緩和、需給ひっ迫のどちらにも、目立った偏りは確認できない。

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