＜イスラエルのイラン攻撃で、原油価格が急伸中＞
NYMEX原油先物相場は1バレル＝60ドル台前半での保ち合いを経て、6月13日のアジア時間に70ドルの節目を上抜く急伸地合に転じた。イスラエルがイランに対する「先制攻撃」に踏み切ったことを受けて、一時77.62ドルまで値上がりしている。これは1月21日以来の高値水準になる。
【NYMEX原油先物相場（日足）】

トランプ米大統領はイラン核合意に自信を見せていたが、4月以降に断続的に実施されている米国とイランの当局者による核協議では、依然として両者の主張の溝が埋まらない状態が続いていた。協議の焦点は、イランによるウラン濃縮をどこまで認めるかであり、米国はウラン濃縮の完全停止を求めているのに対して、イランは軍事目的に限定した停止を主張している。

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