… … …(記事全文3,262文字)<過去最高値更新続く、中国のゴールドラッシュ>
COMEX金先物相場は、ハイペースな上昇地合が続いている。4月に入ってからは、トランプ米大統領が相互関税を発表した4月2日に1オンス=3,200ドル台に乗せたが、その後はリスクオフ環境でキャッシュ化の売りで3,000ドルを割り込んだ後、16日に3,300ドル台まで切り返し、Good Fridayの連休明け後の21日には3,400ドル台に乗せている。
4月の金相場の特徴としては、中国現物市場の需要の強さがある。金価格の値動きに関係なく、上海黄金交易所ではまとまった規模の売買が成立し、大量の金現物が引き出されている。ここ数か月は急ピッチな値上がりで宝飾業者などの在庫手当ての動きに一服感がみられたが、4月は金相場が過去最高値を更新する中でも、大規模な需要の存在が確認されている。
【COMEX金先物相場(日足)】