… … …(記事全文2,514文字)<金相場高騰も、プラチナ相場はボックス>
NYMEXプラチナ先物相場は3月18日の1オンス=1,036.30ドルで上げ一服となり、再び900ドル台後半まで下落している。金相場は過去最高値圏での取引を続けているが、プラチナ相場は2月13日の今年最高値1,063.80ドルを更新することができず、1,000ドル台では上値の重さを再確認している。結果的に900~1,050ドルをコアレンジとしたボックス相場が踏襲されており、上下双方に決定打を欠いている。
今年1~3月期のプラチナ市場の焦点は、3,000ドル台に乗せた金相場の高騰を手掛かりに、コアレンジの切り上げが実現するかになっている。昨年の金相場高騰でもプラチナ相場は明確な方向性を打ち出せなかったが、金相場の3,000ドル台乗せによって地合が大きく変わるのかが注目を集めていた。しかし、現状では上値切り下げを打診するような動きは鈍く、多くの市場参加者が現在のボックス相場に居心地の良さを感じていることが再確認されている。
【NYMEXプラチナ先物相場(日足)】