… … …(記事全文3,370文字)<常識が崩壊している金相場>
COMEX金先物相場は、2月20日の取引で改めて過去最高値を更新する展開になった。2月11日に1オンス=2,968.50ドルまで値上がりした後は乱高下が繰り返される高値ボックス相場に移行していたが、改めて上値を切り上げたことで、上昇トレンドが追認されている。
何か大きな売買材料が浮上した訳ではないが、引き続きトランプ米政権に起因するリスクの受け皿として、安全資産である金が選択されている。極端なリスクオフ圧力が発生している訳ではなく、米国株の主要指数も過去最高値圏での推移が続いている。しかし、トランプ米大統領の動向が全く先読みできず、しかもその動向が世界の政治経済環境を激変させる可能性もあるだけに、安全資産が強く求められている。
【COMEX金先物相場(日足)】