… … …(記事全文3,358文字)<1,000ドル台では売られるプラチナETF>
NYMEXプラチナ先物相場は昨年12月31日の1オンス=907.40ドルをボトムに2月13日には1,063.80ドルまで切り返していたが、足元では1,000ドルの節目水準まで反落している。金相場は乱高下しながらも過去最高値圏での取引が続いており、2月18日の取引では終値ベースでの過去最高値を更新している。この流れでプラチナ相場も1,050ドルを完全に上抜き1,100ドルを試すシナリオもあったが、実際には昨年10月と同様に1,000~1,050ドル水準では上値の重さを再確認しつつある。
金相場は2,900ドル台に乗せており、このままプラチナ相場のボックス相場が続くと、金相場はプラチナ相場の3倍を超える可能性も想定しておく必要がある。このため、相対的な割安感や値ごろ感から押し目買いは入るも、1,000ドル台では投機マネーの流入に息切れ傾向が目立つ。
【NYMEXプラチナ先物相場(日足)】