□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2022年1月28日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 金実需はV字型の回復に、昨年Q4の宝飾需要は8年半ぶりの高水準 =================================== <Q4の金需要は3年半ぶりの高水準> ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が1月28日、「Gold Demand Trend」の最新版を発表した。昨年10~12月期の金総需要は1,146.8トンとされ、これは2019年4~6月期以来で最大になる。パンデミックの混乱で2020年10~12月期には768.3トンまで落ち込んでいたが、21年は1~3月期の920.9トンをボトムに、4~6月期に1,029.6トン、7~9月期に924.1トンとなり、10~12月期に一気に水準を切り上げた格好になる。パンデミック発生前の2019年と比較して、プラスになったのはこれが初めてであり、金需要環境の正常化が達成できた四半期だったと評価できよう。 <宝飾需要は行動規制緩和で急増>… … …(記事全文3,545文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)