□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2022年1月26日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 中国資源高と新車用タイヤ需要改善で、天然ゴムは堅調地合を維持できるか =================================== <上海ゴム市場の投機環境に依存する> JPX天然ゴムRSS先物相場は、年初の1㎏=238.80円から1月19日には253.10円まで値位置を切り上げ、昨年11月26日以来の高値を更新した。しかし、その後は250円の節目を維持することができず、1月25日の233.00円まで、僅か5営業日で最大20.10円(7.9%)の急落となった。足元では240円水準まで再び切り返す動きを見せているが、値動きの不安定さが目立つ。 年初からのJPXゴム先物相場の値動きに関しては、上海ゴム相場の動向が重視されている。上海ゴム先物相場は、年初の1トン=1万4,910元から1月13日には1万5,240元まで値上がりし、その後も1万5,000元の節目をめぐる攻防が約2週間にわたって続いたが、結果的に1万5,000元台を確立して一段高を打診することができず、1月25日には1万4,235元まで急落している。こうした値動きと連動して、年初から急伸した後、足元では急反落する荒れた展開になっている。… … …(記事全文3,728文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)