□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年3月18日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 「良い金利上昇」の間は金相場の上値重い、「悪い金利上昇」への転換に注意 =================================== <FOMC後も米長期金利に上昇圧力が残る> 3月16~17日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されたが、金相場の見通し改善にはつながらなかった。株式、為替、債券市場がそれぞれ異なる評価を下しているが、金市場の関心が最も高い債券市場では金利上昇圧力を払拭できておらず、なお金利上昇傾向が金相場を下押しするリスクが残されたためだ。 今会合では金融当局者の最新の経済見通し「Economic Projections」が公表され、中心値としては2021年、22年、23年とゼロ金利政策が続くとの見通しが再確認されている。これは昨年12月時点から変化がみられず、株式市場と為替市場ではハト派との評価が優勢だった。一方、債券市場では当局者個別の金利見通し(いわゆるドットチャート)において、利上げ前倒しを予想する当局者が増えたことが材料視され、長期金利の上昇傾向が維持された。… … …(記事全文3,609文字)
