□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年3月9日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== なぜインフレヘッジ本命の金相場は上がらないのか、どうすれば反発するのか =================================== <インフレ懸念でも金価格は下落する謎> インフレを巡る議論が活発化している。新型コロナウイルスからの景気回復フェーズが着実に進む一方、バイデン米政権が1兆9,000億ドルの追加経済対策実現に向けて最終調整に入り、米連邦準備制度理事会(FRB)が強力な金融緩和策コミットする中、景気の過熱化とインフレリスクが高まっているとの見方が勢いを増している。 マーケットでは、もはや有事対応の財政出動や金融緩和は出口戦略を検討すべき局面に入ったとの見方も強いが、米金融・財政当局者はあくまでも景気刺激が必要との認識を崩しておらず、過剰な政策対応が展開されているのではないかとの危機感が強くなっている。それを裏付けるように、原油や銅相場などは新型コロナウイルスのパンデミックが発生する前の水準を上回っており、少なくともコストプッシュ型のインフレ圧力は強まり易い状況にある。… … …(記事全文4,668文字)
