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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

需給と乖離した高値との批判があっても、原油高が止まらない理由を考える

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年3月8日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  需給と乖離した高値との批判があっても、原油高が止まらない理由を考える =================================== <サプライズ感が強かったOPECプラス会合> 3月4日に石油輸出国機構(OPEC)プラスの閣僚級会合が開催されたが、その結果を受けて原油相場の地合が更に引き締まっている。NYMEX原油先物相場は1バレル=65ドルの節目も上抜く展開になっている。2月16日に60ドル台に乗せたばかりだが、ハイペースの上昇地合が続いている。中心限月ベースでは2018年10月以来の高値を更新しており、明確な上昇トレンドを維持していることが確認できる。 背景にあるのは、OPECプラスがマーケットの想定以上に需給リバランスの実現に向けて積極的な対応を見せていることだ。原油需要環境・見通しの改善を背景に急ピッチな原油高が進行する中、マーケットでは減産規模縮小(=増産)対応による原油相場の地合悪化がある程度まで進むのは避けられないとの見方が支配的だった。しかし実際には、4月も3月の協調減産水準をほぼ踏襲することが合意されており、製油所のメンテナンスに伴う需要の端境期を、大幅な需給の緩みなく通過することが可能との安心感が広がっている。
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