□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年3月1日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 投資環境不安定化でも金売却が続く、金利環境との逆相関が重視される =================================== <実質金利上昇で8カ月半ぶりの安値を更新> COMEX金先物相場は、2月26日の取引で1オンス=1,714.90ドルまで値下りし、昨年6月15日以来となる約8カ月半ぶりの安値を更新した。昨年11月下旬以降は1,800ドルの節目割れに抵抗を見せていたが、米長期金利が2月末に向けて急伸したことが嫌気され、金相場は未だに底打ちを確認できていないことが確認されている。 マーケットではインフレリスクを巡る議論が活発化しており、一般的にインフレ耐性が強い金相場に対してはポジティブなマーケット環境とも言える。ドルの購買力が低下する中、資産価格の上昇トレンドが支持されており、その資産価格と連動した金相場の高騰というストーリーも存在している。しかし実際の金市場の目線では、「潜在的なインフレリスク」よりも「現実の米金利上昇リスク」が重視されており、金市場からの投機マネーの流出傾向が維持されている。… … …(記事全文4,167文字)
