□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年2月23日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== EV普及で銅需要が急増するも、過去10年の低迷相場で大規模増産は困難か =================================== <10年ぶりの高値を更新した銅相場> LME銅相場(3か月物)は、2月22日の取引で1トン=9,000ドル台に乗せた。これは2011年以来の高値更新になる。昨年は新型コロナウイルスによる経済活動の停滞で一時5,000ドル台を割り込む展開になっていたが、概ね2倍の価格水準に到達し、更には1万ドルの大台乗せも視界に入れた状態になっている。 背景にあるのは、銅の国際需給タイト化に対する警戒感が強くなっていることだ。向こう数年にわたって、拡大する需要に供給が対応できないのではないかとの警戒感が強くなっている。需要はパンデミックからの回復局面が進むことに加えて、電気自動車(EV)や電力、建設などの需要の伸びが拡大するとみられている。一方で、供給サイドにはパンデミックの制約が残されるため、需給バランスが中長期的に歪み、在庫の取り崩しが進むとの見方が強い。しかも、世界的な過剰流動性環境で投機マネーは株式のみならずコモティティ市場にも流入し易くなっており、高騰相場が過熱化し易い環境になっている。… … …(記事全文2,889文字)
