□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年2月18日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== モメンタムからみた金相場環境、投資家の関心欠如という深刻な問題 =================================== <名目金利上昇で、投資家は金市場に対する関心失う> COMEX金先物相場は、2月17日の取引で4本値の全てが1オンス=1,800ドルの節目を下抜いた。これは昨年11月30日以来のことであり、安値は1,767.90ドルに達している。昨年11月30日安値1,767.20ドルを下抜くとチャート環境は一段と悪化し、下値サポートが従来の1,800ドル水準から1,700~1,750ドル水準まで切り下がるリスクを抱えた状態になっている。 背景にあるのは、主に米国債市場が経済環境の正常化、更にはインフレリスクを織り込む動きを強めていることだ、短期債利回りは強力な金融緩和策の影響もあって抑制された状態が続いているが、金融政策のコントロールが弱まる長期金利に関しては明確な上昇トレンドが形成されており、それがドル買い・金売りを促しているのが現状である。米10年債利回りは1月6日に1.0%の節目を突破したことが注目を集めたが、その後も乱高下を繰り返しながら水準を切り上げており、2月16~17日は1.3%水準での攻防になっている。約1年ぶりの高金利環境が実現していることが、金相場の上値を圧迫している。… … …(記事全文3,312文字)
