□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年2月16日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 金ETFと実質金利からみた金の理論値 / ビットコインのヘッジとしての金 =================================== <金ETF残高からは概ね適正レベルか?> COMEX金先物相場は1オンス=1,800ドルの節目水準でサポートされるも、上値の重さが否めない展開が続いている。今年の最高値は1月6日の1,962.50ドルであり、総じて1,850ドル絡みの価格水準でボックス気味の展開を強いられている。強弱材料が交錯しており、強気派と弱気派の双方が決定打を欠いた状態が続いているためだ。 今年1~3月期の金市場における大きな焦点は、バイデン大統領の誕生を受けて、1兆9,000億ドルの追加経済対策法案を成立に向かわせることが可能かになっている。年初の段階では、大型経済対策による債務膨張やインフレに対する警戒感が、金相場を押し上げた。リスクオン環境、債務膨張圧力に対する警戒感が為替市場でドル安を促したことも、ドル建て金相場に対しては強力な支援材料になった。このロジックは2月現在も維持されているが、変化がみられたのは債券市場で米金利上昇圧力が強まり、ドルが下げ一服となっていることであり、金相場は2月4日に一時1,784.60ドルまで値下がりしている。… … …(記事全文4,372文字)
